公益財団法人 献血供給事業団
公益財団法人 献血供給事業団 様
総務課 課長
渡辺 隆之様
供給課 主任
福田 光様
*役職は取材当時
創業時より50年続く紙管理からシステムへ
56台の緊急車両を配備し、献血で集められた血液を東京都内の医療機関に供給するという業務を行う公益財団法人 献血供給事業団。 創設時から50年以上続く紙とペンでの業務管理から、ハンディーターミナルを使用したシステムへの移行を実現した渡辺様と、供給の最前線で活躍される福田様にお話を伺いました。
ご担当者様へのインタビュー
御社の事業内容を教えてください。
献血供給事業団では献血で集められた血液を東京都内の医療機関に供給するという業務を行っております。56台の緊急車両を配備しておりまして、そちらで東京都内を4つのエリアに分けて24時間365日、患者さんの元へお届けしています。 Honeywell製ハンディーターミナルを用いて、as(アズ)と呼んでいる供給管理システムを使用し、一人一人の職員がハンディー端末を持って供給準備の時のミス防止の機能や、GPS機能のついた端末を持って出動することで車両の現在地情報や、どこまでの供給が済んでいるか、供給進捗状況を確認することができるようになりました。また、これまで紙でしか記録がなかったものを全てデータ化できることにより、供給業務の効率化を図るためのシステムとなっております。
Honeywellの端末とアプリケーションをどのように活用されていますか?
血液センターから血液製剤と発注票と伝票をセットでお預かりして、as(アズ)に登録されている受注情報を呼び出し、 医療機関が発注した内容とasに登録されている内容が正しいかをチェックし、受注情報と伝票を紐付けするという作業を行います。 血液製剤の種類によって保管温度が異なるため、asに表示された受注情報に合わせて必要な梱包器材を登録し、梱包器材の入れ忘れを防ぎます。
Honeywellの業務端末導入するに至った経緯についてお聞かせください。
我々は白衣を着て医療機関に供給を行うので、大きな機器を持っていくのは抵抗があるため、 出来るだけ小さい端末が良いのと供給過誤防止のためのチェック機能として、 バーコード読み取り機能があるものという観点から端末を探しておりました。 複数メーカーの端末を実際お借りし、比較検討をしましたがスペックだけで見ると、他にも優れている端末も幾つかありました。しかし、実際に職員に使用してもらった結果、例えばスリープ状態から画面を開いた時の反応、実際に触った時の使い勝手など 非常に職員の中から評価が高く、価格面もあり、最終的にはHoneywell社製の端末を採用しました。
Honeywell端末の導入と、それにともなうアプリケーションの改修などで、どのような効果が生まれていますか?
創設当初からこれまで50年以上、紙とペンで確認を行うというやり方から、大きく変えるというところに対しての漠然とした不安や、本当にできるのかという声は職員から上がっておりました。 約1年の期間をかけて開発を行い、3か月のテスト期間を設け、システムと従来のアナログ的なやり方を同時並行で行うことで供給業務を止めることなくシステムに移行しました。それによって、これまで紙で記録してきた部分が自動的にデータ化できるということで、 供給業務において欠かすことができない新システムになったと思っております。
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