Digimarc™ とは?

Digimarc™ とは?

Digimarc™ とは?|1100件以上の特許を持った電子透かし技術

Digimarc™ とは米Digimarc社が開発した人の目には見えない【電子透かし技術】のことです。電子透かし技術は英語で【Digital Watermarking Technologies】と呼ばれ、画像や音楽の著作権保護などに使われています。

Digimarc社の電子透かし技術を使用した著作権保護は、Adobe社の画像編集ソフトPhotoshopにも公式採用されるほど世界各国で利用されています。

Digimarc社は国際的な特許技術を多数所持し、出願中のものを合わせてその数なんと1100件以上。特殊技術を持ったソフトウェア企業ですね。

Digimarc社 特許リストはこちら
https://www.digimarc.com/patents

 

Digimarcバーコード™ とは?

Digimarcバーコード™ とは?|目には見えないバーコード

Digimarc技術を商品パッケージなどのさまざまな印刷物に応用したものがDigimarcバーコードです。このDigimarcバーコードは人間の目には見えない特殊な印刷技術が使われています。人間の目からは見えませんがバーコードリーダーからはバーコードとしてしっかり認識されているため、例えば商品パッケージ全体にDigimarcバーコードを印刷すると、バーコードリーダーでパッケージのどの部分をスキャンしてもバーコードを読み取ることが可能となります。

Digimarc

Digimarcバーコード™ はUPC/JAN コードと同じデータを格納でき、QR コードやデータ マトリクスコードと同様に大容量のデータを埋め込むことができます。また国際的なバーコード標準機関である米国GS1の承認を受けています。

Digimarcバーコード™ が物流・小売業界に変革を起こす?

Digimarcバーコード™には物流・小売業界に4つの革新的なアピールポイントがあります。

【作業効率の改善】
当たり前ですが商品パッケージについたバーコードを読み取る際は、パッケージについたバーコードを探し、バーコードリーダーでスキャンをする必要があります。
それに対しDigimarcバーコードであればパッケージ全体に印刷可能なため、読取を行う際にバーコードをめがけてスキャンを行う必要がなく、パッケージにめがけてスキャンを行うだけなので作業効率の大幅向上が見込めます。
通常のバーコードとDigimarcバーコードの読み取りスピードを比較した動画がこちら

【デザイン性】
パッケージのデザインを行う際に読み取りシンボルやタグのために必要なスペースを作る必要がないので、自由なデザインが可能です。
もし、スーパーの商品に全てDigimarcバーコードが採用されたら・・・、私たちの生活がより良くなるかもしれません。

【セキュリティ】
Digimarcバーコード自体にユニーク(一意)のデータを持たせることができるため、専用の読み取りソフトなどを用いての真贋判定や認証キーの設定が可能です。そのため、高いセキュリティを求められる状況でも運用できます。

【耐環境性】
対象物に広い範囲でマーキングを施せるので欠損や汚れに対しても高いリカバリー性を誇ります。

 

Digimarcバーコードをバーコードリーダーでスキャンするためには?

Digimarcバーコードのスキャンには専用スキャナが必要

DigimarcバーコードをバーコードリーダーでスキャンするためにはDigimarc社からのライセンスを受けたバーコードリーダーが必要となります。つまり一般的なバーコードスキャナでは読み取りが出来ません。人の目には見えず、またライセンスを持ったバーコードリーダーでしたスキャンできないため、セキュリティ性に優れたバーコードであるとの見方もできますね。

Honeywell製バーコードリーダーはDigimarcの読み取りが可能

Honeywell製バーコードリーダー・Xenon1900シリーズ/Xenon1950シリーズはライセンスをご購入いただくことでDigimarcバーコードの読み取りが可能になります。
新たにDigimarc読み取りバーコードをお探しの方や、既にお持ちのXenon1900シリーズでDigimarcの読み取りをご希望の方はHoneywell社国内唯一のVAD( 最高ランク代理店 Value Added Distributor) 株式会社イメージャーへお気軽にお問合せください。

Digimarcに関するお問い合わせ

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この記事を書いた人

松岡 泰樹

松岡 泰樹

【じ】編集長 兼営業部SDR(セールスディベロップメントチーム) マネージャー。ひとり編集部として、イラスト制作からライティングまで全工程を担当。SDRでは導入前の機器選定・評価サポートから、現場改善支援、協業パートナーと連携したDX支援に従事。