追記:2023/08/22

ポカヨケとは?

ポカヨケとは?

ポカヨケ|うっかりミス防止策

【ポカヨケ】とは、うっかりしたミス=【ポカミス】を失くす仕組みのことを指します。

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【ポカミス】=【ヒューマン・エラー】は、JIS-Z8115:2000(1)では「意図しない結果を生じる人間の行為」と規格化されています。例えば上のバーコードの2桁目の【M】と【N】、11桁目の【1】と【I】のように、注意して見比べないとついつい見間違い、見落としがおきてしまうようなものを指します。


ポカヨケという言葉のほか、【一致チェック】や【一致照合】などとも呼ばれています。

ポカヨケを行うには?

取扱い製品の増加や派生品番の増加により、一日数時間も同じ作業をしていると見落としは避けられないため、ポカミスを防ぐには人間の目から機械の目へ移行することが不可欠です。

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ポカヨケをしたい製品や出荷物に貼り付けられたバーコードを照合してポカヨケを行います。バーコードの照合にはハンディーターミナルなどの電子機器の力を借りて行うことが一般的です。2つのバーコードを読み取り間違っていた場合に画面に【NG】やブザー音でお知らせすることでポカミスを防ぎます。

ハンディーターミナルではオーバースペック?

社内基幹システムのマスターデータとリアルタイムで連動させるような高度なポカヨケにはハンディーターミナルが最適ですが、高いものは本体価格が1台30万円を超えるようなハンディーターミナルは導入コストが高く、また社内基幹システムとのアプリケーション連携のための開発費などもコストとしてかかってきます。

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導入コストを抑えて、かんたんなポカヨケがしたい

「手元にあるバーコードの1対1のポカヨケがしたいだけ」「基幹システムとの連携は必要ないからコストを抑えたい」といったユーザーさんからの要望に応えるためにKDC280-PYは開発されました。データコレクタのKDCシリーズを使用したポカヨケは、バーコードを読み取り【OKなら◎】を表示、【NGなら×】を表示、とシンプルな機能で誰でもかんたんにポカヨケを行うことが可能です。

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KDC280-PYで出来る3つのポカヨケ

1対1のポカヨケ

1対1のポカヨケとは、親となるバーコード=【マスターデータ】と子供となるバーコード=【スレーブデータ】を比較します。マスターデータとスレーブデータが同じなら○、違う場合は×でお知らせします。

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1対多のポカヨケ

1対多のポカヨケとは、親となるバーコード=【マスターデータ】と子供となるバーコード=【スレーブデータ】が複数ある場合に使用するポカヨケです。例えば、入荷リストのマスターデータをもとに同じ製品が多数入った梱包箱に誤った製品が混入していないか確認を行う場合などに最適です。確認マスターデータとスレーブデータが同じなら○、違う場合は×でお知らせします。

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多対多のポカヨケ

多対多のポカヨケとは、親となるバーコード=【マスターデータ】が複数あり、同様に子供となるバーコード=【スレーブデータ】も複数ある場合に使用するポカヨケです。例えば、出荷リストにあるマスターデータを登録しておき、出荷リストにない製品が混在していたた場合にNGでお知らせする、といった場合に最適です。

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KDC280-PYご評価デモ機

ポカヨケ専用機KDC280-PYのご評価デモ機を潤沢にご用意しております。ページ下部の【製品紹介】の一致照合・ポカヨケ専用FW詳細ページより、お問い合わせいただけます。
またKDC280-PYに関する資料はこちらからPDFをダウンロードいただけます。

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この記事を書いた人

松岡 泰樹

松岡 泰樹

【じ】編集長 兼営業部SDR(セールスディベロップメントチーム) マネージャー。ひとり編集部として、イラスト制作からライティングまで全工程を担当。SDRでは導入前の機器選定・評価サポートから、現場改善支援、協業パートナーと連携したDX支援に従事。