iPhoneに最適なバーコードリーダーは?
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この記事の目次
iPhoneを業務用途で利用する
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ゲームやSNSなどのコンシューマー向けのアプリだけでなく、在庫管理アプリや棚卸しアプリといった業務用のアプリが各社からリリースされてきたことで、iPhoneを業務用途で使用する企業が増えてきました。iPhoneを業務で使用するにあたりバーコードを読み取る運用が必要なユーザー様から弊社にお問い合わせいただくことが多い「iPhoneに最適なバーコードリーダー」に関して、用途別に最適なバーコードリーダーとそれぞれの特徴をまとめました。端末を選択する際のの参考になれば幸いです。
※iPhoneの他、iPodやiPadなどiOSを搭載した機器を含みます。
用途に合わせて選ぶ3タイプのバーコードリーダー
iPhoneをバーコードの読み取りが必要な業務で使用する場合に最適なバーコードリーダーは【デコードソフト】・【ジャケット・タイプ】・【Bluetoothタイプ】の3タイプに大別できます。
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デコードソフト | ジャケット・タイプ | Bluetoothタイプ | |
バーコードの読み取り回数 | 1日数十件程度まで? | 1日100件を超える運用にも最適 | 1日100件を超える運用にも最適 |
読み取り性能 | ◎ | ◎ | ○ |
読み取りスピード(※1) | △ | ◎ | ◎ |
操作性 | ○ | ○ | ◎ |
iPhoneへの充電 | × | ◎ | × |
使用環境や使用回数、1日のバーコードの読み取り回数などに合わせて、最適なバーコードリーダーを選ぶことで業務効率の改善に繋がります。3タイプのバーコードリーダーのそれぞれの性能や特徴をまとめました。
デコードソフト|iPhoneをバーコードリーダー化?
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デコードソフトはiPhoneで動くソフトとカメラを利用したバーコードリーダーです。ソフトの処理速度や高性能なカメラなど、iPhoneのスペックを存分に生かした読み取りが可能です。一括読み取りやバーコード読み取りを行いながらアプリと連動させるといった一歩先の運用が可能で、2年ほど前から急速に利用されるケースが増えました。
カメラで撮影した画像の中からバーコードを認識して読み取ることをデコードすると言うためにデコードソフトと呼ばれていますが、バーコード読み取りソフトやバーコード読み取りアプリという名称で作成されたアプリと同じグループです。
ジャケットタイプのバーコードリーダー|iPhoneを業務端末化?
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ジャケットタイプはバーコードリーダーのついたケースをiPhoneに装着して使用します。ジャケット・バーコードリーダーやジャケット・スキャナ、スマート・スレッドなどと呼ばれています。ジャケット・タイプを採用することで専用機と同じような読み取りが実現できる他、iPhoneのバッテリが少なくなってきたら自動でバッテリ給電できる機能や業務で使用するうえでiPhoneの課題ともいえる落下や衝撃への耐久性をあげる役割もあります。
ジャケットタイプのバーコードリーダーにも機種によりそれぞれ特徴があります。Koamtac社製KDC470/475シリーズではiPhoneだけでなくAndroid端末などあらゆるデバイスに対応しており、RFIDピストルグリップを装着することでRFIDリーダーとしても使用することが可能です。
Honeywell SLシリーズでは高性能バーコード・エンジンを搭載しているため、バーコード読み取り性能が高いだけではなく賞味期限やLOT番号などの文字を読み取ることが可能です。
小型Bluetoothバーコードリーダー|iPhoneとBluetooth接続するバーコードリーダー?
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BluetoothでiPhoneと接続する小型バーコードリーダーは手のひらサイズで扱いやすく、読み取りの操作性が抜群です。iPadを利用したモバイルPOSレジなどに数多く採用されております。
小型Bluetoothバーコードリーダーにも特徴の違ういくつかの種類があり、Koamtac KDCシリーズは液晶画面搭載で読み取ったバーコードデータを保存しておくログ機能をもっています。Hoenweyll 1602gでは文字読み取りプラグインのソロモンOCRの搭載が可能です。
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