ハンディーターミナル・PDA導入 10の課題

現場の声をまとめました From IT担当者

ハンディーターミナルやPDAといった業務端末の導入を検討されている企業様からご相談いただくことや、課題としてよくあがるご質問を10のカテゴリーにまとめました。
今後、ハンディーターミナルやPDAの導入をご検討・もしくは新しい端末への入れ替えを検討されている企業のIT部門の皆さまやご担当者様向けの内容となります。

かくいう私もIT部門の人間としてハンディーターミナルとPDAを使用した社内業務システムの担当をしており、日々格闘しております。本記事の裏テーマとしてIT部門の皆さまとこの苦労を分かち合うことができましたら幸いです…。
 

ハンディーターミナル・PDA導入時の10の課題

その1|ハンディーターミナル・PDA導入時の10の課題

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運用現場・環境によって最適な業務端末は異なります。フォークリフトを使用する物流倉庫などの現場では車載端末タイプのデバイスが必要となり、堅牢性やキー入力が求められる業務ではハンディーターミナル、スマートフォン感覚での作業が求められる小売店ではPDAなど、求められる業務端末の種類はさまざまです。
そのうえ、「見た目がイマイチ…」「こっちの形状がかっこいい」など現場で実際に使用するご担当者さんの好みの問題が関与することも。そのため、複数タイプでの導入が決まった場合には端末毎の個別設定・個別カスタマイズが必要となりIT部門の負荷が増えるばかりでした。

その2|ハンディーターミナル・PDA導入時の10の課題

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機器選定の検証では端末性能の確認だけでなく、現場運用の見直しから使用するソフトやアプリケーションの動作検証まで、1年近くかかることが多いです。
現場担当レベルで機器が決まった場合でもそこから稟議申請会議まで間があき、上長へのプレゼンを経て稟議が通った場合にも予算の都合で導入は来期になってしまった、なんていうことも。端末導入・端末入替えのプロジェクトスタートから実際の導入時には2年が経過していた…、というのはよくある話です。端末を購入するころにはOSが2つあがっており、ソフトの改修・動作検証をまたいちから行わなければいけないなど、導入・運用開始までの期間が長いことが課題の一つです。

その3|ハンディーターミナル・PDA導入時の10の課題

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やっと各運用現場への導入が進み、運用が始まっていくと現場の端末使用者からまた新たな要望があがります。「このアプリをインストールしたい」「このアプリをインストールしても他のアプリで問題は起こらないか?」といった問い合わせがIT部門に入ります。ある端末にはリモートコントロールでアプリをインストール、ある端末には現場のサポート担当がインストール、といった一時的な対応をしていっても数十、数百台単位で業務端末を使用する場合、管理側の負担問題が発生し、最終的には「セキュリティーの関係で、インストールが難しいです」が決まり文句となっているケースも。

その4|ハンディーターミナル・PDA導入時の10の課題

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最近の業務端末は私たちが日常的に使用するスマートフォンと同じ、AndroidOSが採用されているため、業務用途以外にも拡張性があり、いろいろな用途で使用できるようになりました。
一方でITスキルがあまり高くない現場のご担当者様によっては「新しくインストールされたアプリの使い方が分からない」「どのアプリを使えば良いか分からない」といった端末使用者のスキルギャップにより、活用しきれていない、なんてことも。端末導入がゴールではなく、業務効率の改善といった端末の運用を成功させることがゴールであることを念頭におく必要があります。

その5|ハンディーターミナル・PDA導入時の10の課題

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10年以上前に導入した1台100万円近くする端末を「だましだまし修理を行って運用を続けています」といった話や、「メーカーサポートが既に終わっているOSでアプリケーションを改修しています」といったIT部門へのシワ寄せが問題となっているケースがあります。導入済みの端末が足かせとなり、改善できるはずの業務がそのまま放置されている場合などがあり、あたらしい端末を導入することで、中長期的にどこまで業務が改善できるか、といった部分にフォーカスする必要があります。

その6|ハンディーターミナル・PDA導入時の10の課題

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ネットであらゆるものが購入可能となり、注文したものが翌日には手元に届く大変便利な世の中になりました。国土交通省が発表した「全国貨物純流動調査」によると、20年前にくらべ物流件数は60%ほど増加しており、それを支える物流倉庫などでは一日を通してハンディーターミナルやPDAなど業務端末が稼働しています。
「端末購入時はそうではなかったのに最近はすぐにバッテリーがなくなる」「アプリを使うとすぐ電池切れしてしまう」といった現場の声をなるべく減らすため、バッテリー交換時にサブバッテリーが動き電池が切れないという嬉しい機能や予備バッテリのための充電器などがオプションとしてあることもIT部門の負担を減らせるポイントです。

その7|ハンディーターミナル・PDA導入時の10の課題

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端末導入時には機器のコストだけでなく、使用するソフトの制作費や運用現場での検証費用、部門ごとに端末のカスタマイズを行う必要があるなど、トータルコストが膨らみがちです。運用でコストを回収するまでの期間が長くなってしまうと端末導入の妨げとなるため、コストを抑えることができる部分を探し、トータルコストが膨らみすぎないよう考慮する必要があります。

その8|ハンディーターミナル・PDA導入時の10の課題

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業務端末は導入することがゴールではありません。現場での運用を成功させ、業務効率を改善することが目的です。導入までにも課題が山積みですが、運用が軌道に乗った頃にまた大きな課題がやってきます。それが追加導入などの機器管理とOSアップデートなどのバージョン管理です。
「最近導入したハンディーターミナルと、導入済みのハンディーターミナルの動作が違う」「OSが勝手にアップデートされてアプリが使えなくなった」など、運用開始後もまたIT部門に負荷がかかります。

その9|ハンディーターミナル・PDA導入時の10の課題

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業務端末やパソコンなどの電子機器を使用するうえでセキュリティ面の心配はつきものです。残念ながら対策できること、企業の機密情報の取り扱いやWiFiなど電波通信を行う電子機器を使用するうえでセキュリティでの心配はつきものです。

その10|ハンディーターミナル・PDA導入時の10の課題

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私たちが日々使用するスマートフォンは1年毎にメーカーから最新機種が発表され、ガラケーを使っていた10年前と違い、製品ライフサイクル(製品寿命)が大幅に短くなっています。
業務端末でも同様に製品ライフサイクルが短くなり、それにより「1年前に導入した端末と今年導入した端末の動作が違う」、購入時期に数ヶ月差があるだけでOSが異なり「一部の端末でアプリケーションが動かず、エラーが起こる」といった問題などが発生し、対応に追われるIT部門の負担が大きくなってしまうことが問題となっています。

 

IT部門の皆さまのお悩み、Hoeneywellの業務端末が解決

HoneywellMobilityEdge

全世界40カ国以上、ハンディーターミナル・PDAの出荷位台数が年間70万台を超え、世界的なシェアを持つHoneywellだからこそ、数十万台を超える年間出荷数量のコミットが可能となり、OSイメージ(メイン基盤)レベルでのGoogle・Qualcomm社とのパートナーシップ連携が実現しました。
Honeywell製ハンディーターミナルやPDAに関する詳細はこちらの記事も合わせてご覧ください。

  • その1:Honeywell製の業務端末なら運用環境に合わせて豊富なラインナップから端末を選定
  • その2:信頼の性能、安心のサポート、豊富な提携アプリケーション
  • その3:Android Enterprise(ビジネス向けAndroidOS)だから可能な
  • その4:決められたアプリケーション以外をLOCKで使用不可
  • その5:世界シェアを持ったメーカーのコストメリット
  • その6:独自のバッテリアルゴリズムで長時間使用&長期間使用
  • その7:Google社・Qualcomm社との連携により実現した端末保証
  • その8:専用ツールで全ての端末を一元管理
  • その9:最新のセキュリティパッチを2025年まで提供
  • その10:業界最長・5世代のOSを長期保証(追加導入時も同一OS)

Googleお墨付きの端末!?

また、Honeywell製ハンディーターミナル・PDAはAndroid Enterprise Recommendedのプログラムを採用した端末が多数ございます。
Android Enterprise Recommendedとは企業向けの厳しい要件を満たす、Google によってバリデーションされた Android 搭載端末とサービスを、企業の皆様に自信を持って選択、配布、管理していただくためのプログラムです。です。つまり、Googleの厳しい審査項目を通過したビジネスレベルで使用できるGoogleお墨付きの端末といったところでしょうか。

ご評価デモ機を潤沢にご用意しております。ページ下部の【製品紹介】から、製品の詳細ページをご覧いただけます。

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この記事を書いた人

松岡 泰樹

松岡 泰樹

【じ】編集長 兼営業部SDR(セールスディベロップメントチーム) マネージャー。ひとり編集部として、イラスト制作からライティングまで全工程を担当。SDRでは導入前の機器選定・評価サポートから、現場改善支援、協業パートナーと連携したDX支援に従事。