Android開発環境|Honeywell SDK

はじめに

android

本記事はAndroid OSを搭載したHoneywell製ハンディーターミナル・PDAをすでにご採用いただいているユーザー様、開発受託を受けているApp開発会社様、および採用をご検討いただいているお客様への環境構築手順のご紹介となります。

【はじめに】その1|Android Studioのインストール

Android Studioをインストールされていない方は、【Android Developer】のこちらのページよりお使いのOSに合わせたAndroid Studioをインストールしてください。
*本記事は2019年11月28日現在の最新版であるAndroid Studio 3.5.2での情報となります。

【はじめに】その2|Honeywell Mobility SDKのインストール

まだHoneywell Mobility SDKお持ちでない開発者の方はお手数ですが以下のボタンより弊社までお問い合わせください。担当より最新のHoneywell Mobility SDKをお送りさせていただきます。

 

Android Studio向けHoneywell Mobility SDKの環境構築

New Projectを作成

SDKファイルに同梱されているサンプル・ライブラリの【DataCollection.aar】を元に環境構築手順をご紹介いたします。業務端末の開発における一般的なAndroidOS搭載機との違いは、バーコードリーダー(スキャン・エンジン)の制御です。本記事はバーコードリーダーの制御に関するライブラリのセットアップとなります。

  1. Android Studioを起動します
  2. 【Start a new Android Studio project】を選択します
  3. 【Basic Activity】もしくは【Empty Activity】を選択します
  4. 【Minimum API level】を【API 19:Android 4.4 Kitkat】に設定してください。
  5. 【Finish】ボタンをクリックし、【Create New Project】ウィザートを閉じてください。

Honeywell DataCollectionライブラリの追加

サンプル・ライブラリ【DataCollection.arr】を追加します。

  1. 【File】->【New】->【New Module】を選択
  2. ポップアップ画面をスクロールし、【Import .JAR/.AAR Package】を選択し、【Next】ボタンをクリック

    android
  3. File参照より、Honeywell Mobility SDK内にある【honeywell-android-data-collection-sdk】->【libs】->【DataCollection.AAR】を選択
  4. 【Subproject Name】を【DataCollection】に変更し、【Finish】ボタンをクリックし、【Import Module from Library】画面を閉じる
  5. 【Subproject Name】が【DataCollection】に変更されていることを確認し、【Finish】ボタンをクリック
  6. Project Viewに表示されている【DataCollection】を選択した状態で【F4】キーを押し、【Modul Settings】を開く
  7. 【Dipendencies】をクリック->【【app】を選択した状態で右側ウィンドウの【+】ボタンをクリック->【Module Dependency】を選択

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  8. 【Add Module Dependency】ダイアログが立ち上がるため、Step1:【DataCollection】にチェック -> Step2:【Assign the Scope】にて【implementation】を選択 -> 【OK】をクリック
  9. Project Structureダイアログにて画面右下の【Scope】リストが【implementation】となっていることを確認し、【OK】をクリック

DataCollectionライブラリにコードを追加し使用する

  1. Project Viewより【MainActivity.java】を開く
  2. ファイル上部のimport lineに【import com.honeywell.*】を追記
  3. 【MainActivity Class】定義を変更し、【implements BarcodeReader.BarcodeListener】を追加します。

基本的なバーコードリーダーの制御に関するライブラリのセットアップ手順は以上です。

 

貸出デモ機に関して

Honeywell製ハンディーターミナル・PDAの導入検討段階でのご評価用貸出デモ機を豊富にご用意しております。製品詳細ページ下部のデモ機貸し出しボタンからお気軽にご連絡ください。また、Honeywell製ハンディーターミナル・PDAのApp開発サポートやApp開発の協力パートナー企業様のご紹介が可能です。

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この記事を書いた人

松岡 泰樹

松岡 泰樹

【じ】編集長 兼営業部SDR(セールスディベロップメントチーム) マネージャー。ひとり編集部として、イラスト制作からライティングまで全工程を担当。SDRでは導入前の機器選定・評価サポートから、現場改善支援、協業パートナーと連携したDX支援に従事。